作者『Bazo』さんのEA『羊の朝』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→76点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『羊の朝』は良いEAだと思いますが、もう少しパフォーマンスと安心感があるとなお良かったです。
また、パラメータ設計は個人的には好ましくないです。
この『羊の朝』は以下の7つの通貨ペアに対応しているとのことですので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしてみました。
EUR/NZD, GBP/AUD, GBP/NZD, NZD/USD, NZD/JPY, AUD/NZD, EUR/AUD
上記の平均値になりますが、
プロフィットファクタは2.28ということで高いですし、最大ドローダウンも2.18%:67.54ドルということで低く抑えられていて良いです。
資産推移のグラフですが、トレード数が少ないグラフで拡大して見ている形になりますのでパッと見は波は少し目立ちますが、他のEAと比べると波は小さいほうになると思います。
ただこの『羊の朝』は、トレード数がかなり少ないですので、そのぶん利益も少ないのと、
もちろんエントリーを選別することは重要ですがトレード数があまりにも少ないと、統計学上の信ぴょう性が低下してしまう恐れがあります。
それでも、ドローダウンの金額の絶対値が小さいEAですので、ロットを上げて利益を狙いに行くことはできます。(統計学上のデータの信ぴょう性に問題が無ければ)
また余談ですが、MaxSpreadの設定が無いパラメータ設計は、個人的には好ましくないと思います。
特に朝スキャの時刻帯で、しかもマイナー通貨ペアを使うわけですので、スプレッドの拡大が懸念されます。
もし仮にEA内部で制御されていたとしても、それがどのような値でどのようにコントロールされているのか分からないのは、やっぱり不安が残ります。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:18点/(20点満点中)
1年間の取引数:5点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:17点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『羊の朝』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:2.28
・最大ドローダウン:2.18%:67.54ドル(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:73.97%
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数:約21回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額:約1430円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:EUR/NZD, GBP/AUD, GBP/NZD, NZD/USD, NZD/JPY, AUD/NZD, EUR/AUD
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「Bazo」さんの説明です↓)
「羊の朝」は、指値注文型の朝スキャルピングEAです。
本EAは、MT4時間0:10~1:00の間にエントリーする朝スキャルピング型のEAです。
本EAが採用している主な朝スキャルピングの仕組みは以下のとおりです。
・エントリー時間帯の大幅な価格移動時にエントリーすることで、相場との差額を利益として確保
・時間経過によるスプレッドの低下を決済価格に利用
・MT4時間0:00~3:00間の相場の特徴に合わせたクローズロジックによる決済
また、ポジションは通貨ペア単位に1ポジションのみとなります。
ポジションのエントリーを指値注文にて行うことで、朝相場の大幅な価格変動に対しても価格のズレを防ぎ利益が得られる価格のポジションを確保します。
エントリー機会は少ないですが、高い勝率で着実に利益を確保していきます。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『羊の朝』は良いEAだと思いますが、もう少しトレード数があって利益も積み上がり、データとしての安心感も欲しかったです。
また、MaxSpreadが無いパラメータ設計のEAは、個人的には使いたくありません。
↓EAを入手したい方はこちらから↓
→ 優良EA100個&ポートフォリオ5個を無料プレゼント!
→ EAを無料で300個手に入れる方法!
→ 良いEAの条件と選び方
→ ポートフォリオとは何か?FX自動売買EAを複数同時に回す理由
→ 自動売買の仕組みとVPS・MT4・EAの設置方法と使い方