作者『TryStar』さんのEA『gee_Scalper_GBPUSD_M5』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→59点／（100点満点中）
■検証評価コメント：
『gee_Scalper_GBPUSD_M5』は悪いEAではないのですが、ちょっと危うさがあり、使うのには勇気がいります。
プロフィットファクタが1.59と大きくそれは良いのですが、いかんせん資産推移の波が大きいのと、最大ドローダウンが大きいです。
その一番の理由は、同時保有ポジション数の多さです。
10ポジションの固め打ちをする場面が多いです。
負ける時に10ポジション同時に損切りしますので、最大ドローダウンが大きく、資産推移の波も大きくなります。
やはり勝率を追い過ぎると、このEAのように諸刃の剣のような形になってしまいます。
例えば、短期的に波が大きい分には不調期回避戦略を使えば良いのですが、波が中期的に長く続く場面があり読みにくいと、なかなか活用法が難しくなってしまいます。
■個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：10点／（20点満点中）
最大ドローダウン：2点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：11点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：6点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『gee_Scalper_GBPUSD_M5』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.58
・最大ドローダウン：20.59％（資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・1年間の取引数：約487回
・使用通貨ペア：GBP/USD
・使用時間足：5分足
（↓以下は作者「TryStar」さんの説明です↓）
着実に利益が積み上がりますので、長く運用して下さい。
取引通貨：GBP/USD
取引スタイル：スキャルピング
取引時間足：M5
○GBP/USDのM5のスキャルピングです。
○日本時間の早朝から朝にかけてエントリーします。
○目標利益、または、内部ロジックによるトレーリングストップにて決済します。
○市場が休日である土曜・日曜に保有ポジションを持ち越さないように、週末に全保有ポジションを決済します。（日本時間の土曜日の2:00(GMT+2の時間の金曜日の19:00)に決済します）
※ナンピン、マーチンゲールのロジックは使用しておりません。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『gee_Scalper_GBPUSD_M5』はプロフィットファクタが高くて良いのですが、資産推移の波と最大ドローダウンが大きく、ちょっと使いづらいEAという評価になってしまいました。
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