作者『SO-YA』さんのEA『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→47点／（100点満点中）
■検証評価コメント：
『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』は、長期においては少し使いづらいＥＡになると思います。
プロフィットファクタが1.09ということですが、これは時期による好不調の差がハッキリしすぎていて、その平均が1.09くらいになるということです。
下の資産推移グラフをご覧いただくと分かりますが、ここ最近の数年間は好調期で良いのですが、それ以前の数年間は不調期でプロフィットファクタは完全に1.0以下で損益はマイナスになっています。
ここ数年間に最適化されたＥＡということで、中期的には良いかもしれませんが、長期運用となると使いづらいです。
例えば、中期短期で波があっても、長期で右肩上がりなら不調期回避戦略を使えるのですが、『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』のように、数年単位で不調期が続くとその戦略も使えないです。
中期と割り切って使いたい方はご自由ですが、不調期に入ったと気付くころにはかなり損失が大きくなっていると思いますので、止めどころが難しいです。
個人的には、『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』の使用は見送りといたします。
■個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：1点／（20点満点中）
最大ドローダウン：12点／（20点満点中）
1年間の取引数：10点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：10点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：8点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：6点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.09
・最大ドローダウン：7.52％（資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・1年間の取引数：約105回
・使用通貨ペア：AUD/USD
・使用時間足：1時間足
（↓以下は作者「SO-YA」さんの説明引用です↓）
安定したポートフォリオ構築にどうぞ！
取引通貨：AUD/USD
取引スタイル：デイトレード、スイングトレード
取引時間軸：１時間足（Ｈ１）
Moving Averages、Stochastic、Envelopesを利用したシンプルロジックです。安定稼働を優先していますので、ポートフォリオの１つとしてご検討ください。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『MAStoEnvEA_AUDUSD_H1』は長期での運用が難しくなるのが予想されますので、ポートフォリオへの採用は見送りとなります。
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