作者『EA Analysis』さんのEA『MONDAY PHOENIX』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→81点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『MONDAY PHOENIX』は良いEAだと思います。
この『MONDAY PHOENIX』は、以下の19個の通貨ペアに対応していますので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしてみました。
USD/JPY,CHF/JPY,EUR/JPY,AUD/CAD,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/GBP,EUR/USD,GBP/CHF,GBP/JPY,GBP/USD,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,NZD/JPY
この19個の平均値になりますが、プロフィットファクタが2.46と高く、最大ドローダウンは3.17%ということでまずまず低めに抑えられています。
資産推移のグラフも、全体的に長期では右肩上がりで推移していますが、通貨ペアによって波が大きい時期があるものも散見されます。
この『MONDAY PHOENIX』は個性的なロジックになっていて、月曜日の市場スタート時に特化した朝スキャ系EAということです。
このコンセプトは面白くて良いのですが、そこまで特化させる価値としては大きくないような気もします。
もともと朝スキャ系EAの特徴としては、穏やかな相場環境でのレンジや少し行き過ぎた分に対する逆張りを狙うのが一般的です。
それに加えて月曜日の市場スタート時というのは、土曜日曜分の需要がまとまってオーダーが入るので、その分ほかの曜日よりも値動きが大きくなります。
あるいは、週末にいったん外したポジションをもう一度取り直す動きもあります。
それらが「窓開け」にもなると言えるでしょう。
その動きを埋めるトレードは、月曜日以外の曜日よりも、利益が多く取れる可能性があります。
そこを狙ったのが『MONDAY PHOENIX』であり、過去にもゲムフォレックスのEAで窓埋め系EAはありました。
ただし、利益が多く取れる可能性がある分、損失も大きい可能性があります。
また、優秀な朝スキャ系EAなら他の曜日も利益は取れていますので、その分を取りこぼしているわけですし、他の曜日もトレードすればリスクの分散になります。
ということで、
『MONDAY PHOENIX』は良いEAですし、資金量が豊富で、もっとポートフォリオの構成EAがほしいという方には良いと思いますが、そうではない方には、普通の優秀な朝スキャ系EAのほうが良いのではないかと感じました。
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:16点/(20点満点中)
1年間の取引数:12点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:17点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『MONDAY PHOENIX』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:2.46
・最大ドローダウン:3.17%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:74.79%
・1年間の取引数:約118回
・使用通貨ペア:USD/JPY,CHF/JPY,EUR/JPY,AUD/CAD,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/GBP,EUR/USD,GBP/CHF,GBP/JPY,GBP/USD,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,NZD/JPY
・使用時間足:5分足
(↓以下は作者「EA Analysis」さんの説明引用です↓)
エントリーは少な目ですが、末永く見守ってくださいますようお願いいたします。
月曜日の早朝にのみエントリーを行い、優位性の高いロジックで、高いプロフィットファクターを維持します。リミットやストップの設定はしますが、実際にはそれ以外のロジックで決済することが多くなります。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『MONDAY PHOENIX』が良いEAだと思いますが、特価し過ぎて利益の取りこぼしやリスク増の懸念が少しあります。
資金量が多くてもっとたくさんEAを使いたい方にはおすすめできますが、そうではない方なら無理に使わず、他の優秀な朝スキャ系EAのほうが良いかもしれません。
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