作者『Gecko』さんのEA『Tulamben_ver2_Gem』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→70点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『Tulamben_ver2_Gem』は良いEAだと思いますが、長期テストの中のどのスパンで見るかによって評価が分かれると思います。
長期テストの平均パフォーマンスとしては、
プロフィットファクタが1.20ということで合格ラインに届かず。
最大ドローダウンも4.69%:142.99ドルということで、使える範囲ではありますが、小資金のユーザーにとってはやや高めです。
そして、トータル利益もちょっと少なめです。
以上の数字だけを見ると、ちょっと使いづらいEAとなるわけですが、時代によって地合いとの相性がガラリと変わるからです。
資産推移のグラフを見ますと、長期テストの内の前半数年間では不調期が続き、後半の直近数年間は好調期が続いています。
直近の数年間だけを見れば、数字のパフォーマンスもかなり良いです。
ですので、
「最近の数年間は良い結果が続いているわけだから使いたい」
と思うのか
「長期運用ではリスクが高いわけだから使いたくない」
と思うのかで『Tulamben_ver2_Gem』の評価が分かれると思います。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:5点/(20点満点中)
最大ドローダウン:15点/(20点満点中)
1年間の取引数:17点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:16点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:10点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:7点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Tulamben_ver2_Gem』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.20
・最大ドローダウン:4.69%:142.99ドル(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:69.71%
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数:約175回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額:約4303円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:EUR/USD
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「Gecko」さんの説明です↓)
このEA「Tulamben_ver2_Gem」は、高めの勝率、リカバリーファクターが期待されます。ポートフォリオのひとつとして検討してみてください。
ボラティリティの状態をテクニカルと時間で分析してエントリーし、テクニカルやストップロスによる決済のほか、トレイリングストップ機能を内部ロジックに取り入れており、損失を抑えながら利益を追いかける仕様となっています。
ポジション保有時間は数時間程度が多いデイトレードタイプで、週末決済機能がついているため週をまたいだポジション保有はありません。週にすると1~2回程度のトレード回数をみこんでいます。
ナンピン・マーチンゲールは行っておりません。
保有ポジションは片側最大1ポジションです。
(稀に両建てになることもございます)
通貨ペアはEURUSD、使用時間軸はM5(5分足)での稼働をお願いいたします。
【バックテスト】
バックテストデータはコチラです。
→ https://spc-pt.com/files/Tulamben_ver2.png
【パラメータについて】
マニュアルにて設定する「GMT」の数値は、ブローカーで採用しているGMT(冬時間)を入力してください。
例:冬はGMT+2、夏はGMT+3のブローカーなら夏冬通して「2」を入力
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『Tulamben_ver2_Gem』は良いEAだと思いますが、長期スパンで見た場合のリスクは高いですので、
当サイトのポートフォリオとしては、今回はいったん見送りにしたいと思います。
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