作者『i-trade』さんのEA『Twin Rising EURJPY gf』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→57点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『Twin Rising EURJPY gf』は悪いEAではないと思うのですが、小資金の方には長期では少し使いづらいかもしれません。
プロフィットファクタは1.25ということで、少し合格ラインには届かず。
最大ドローダウンは8.16%:245.89ドルということで、小資金の方には使いづらいと思います。
資産推移のグラフですが、長期のパッと見では右肩上がりで良いです。
ですが、中期ではかなり波が大きい時期もあります。
近年はそこまで波は大きくはないですし、
波が大きかった時期はサブプライムショックからリーマンショック前後ですので、そのような相場はもう早々無いと思いますので、イメージよりもリスクは小さいと思います。
ただし、ロジックとしては売りが無く買いトレードのみに特化したEAですので、材料しだいではリスクが偏ります。
ユーロが売られて、円が買われるような大きな材料が無ければ問題は無いと思いますので、ファンダメンタルズや材料の情報を常に更新できる方には向いているEAだと思います。
ですが、それらが不得意で小資金の方には、あまりお勧めはできないEAになると思います。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:5点/(20点満点中)
最大ドローダウン:11点/(20点満点中)
1年間の取引数:19点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:15点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:0点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:7点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Twin Rising EURJPY gf』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.25
・最大ドローダウン:8.16%:245.89ドル(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:69.60%
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数:約191回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額:約3981円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:EUR/JPY
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「i-trade」さんの説明です↓)
このEA「Twin Rising EURJPY gf」は、NYタイム後半での買いトレードと、日本時間ゴトー日買いトレードの2ロジック2ポジション型デイトレードEA。
取引通貨:EURJPY
取引スタイル:デイトレード
取引時間軸:M5
【本EAの特徴】
・NYタイム後半での買いトレードと、日本時間ゴトー日買いトレードの2ロジック2ポジション型デイトレードEAです。
・通貨間の政策金利差から勝率が高くなる買いのみのトレードを行います。
・平均利益が14pips程度とスキャルピングに比べ大きい為、スプレッドの影響を小さくできます。
【EA概要】
■トレード時間:日本時間深夜から早朝(MT4時間18~23時頃)に買いエントリー、ゴトー日(5,10,15,20,25,30日、該当日が土日の場合は金曜もしくは月曜日)の前日から早朝に買いエントリー(MT4時間21~1時頃)
■エントリーロジック:RSI指標または直近の値動きよりエントリーを判断
■決済ロジック:時刻決済、トレーリングストップ決済、RSI指標決済、ゴトー日ロジックは日本時間9:55までに決済。
■ポジション保有時間:平均1~6h程度
■ポジション数:2
■両建て:無し
■ナンピン/マーチンゲール:なし/なし
■複利運用機能:有り
■TP:250pips(内部ロジックにより平均14pips程度)
■SL:250pips(内部ロジックにより平均20pips程度)
■勝率:60~70%程度
■リスクリワードレシオ:0.7程度
※成績はバックテストデータより
※バックテストではM1~D1のデータを使用しますので、各時間足データをご用意下さい。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『Twin Rising EURJPY gf』は悪いEAではないと思うのですが、長期でもう少し安定感がないと使いづらい印象となってしまいました。
個人的には、ポートフォリオとしては使いづらいEAです。
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