作者『柊』さんのEA『HAKKO_USDJPY_M5』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→80点／（100点満点中）
EAの検証評価コメント：
『HAKKO_USDJPY_M5』は良いEAだと思いますが、心配な点として、トレード数が少なすぎることと、個人的にパラメータの設計が好ましくありません。
プロフィットファクタは2.96ということで、とても高くて良いです。
最大ドローダウンも0.39％：12.22ドルということで、とても低く抑えられていて良いです。
ただし、エントリーをすごく絞っている良さがある反面トレード数が少なく、比例して利益も少ないです。
また、あまりにもエントリーを選別しすぎると、カーブフィッティングで統計学上の信ぴょう性が低くなってしまいます。
ドローダウンはとても小さいですので、ロットを上げて利益を狙いに行くことはできますが、もしカーブフィッティングになっているとリスクが大きくなってしまいます。
資産推移のグラフですが、エントリーをすごく絞っている良さが現れていて、長期・中期・短期の安定性はとても高いです。
この『HAKKO_USDJPY_M5』のパラメータ設計ですが、MaxSpreadが無いため、個人的には好みではありません。
フラッシュクラッシュでスプレッドの急拡大は過去に何度も起きています。
もし仮に内部でコントロールされる設計だったとしても、それがどのような値でどのように制御されるのかが分からないのは、とても不安が残ります。
EAの個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：20点／（20点満点中）
最大ドローダウン：19点／（20点満点中）
1年間の取引数：4点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：19点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：8点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『HAKKO_USDJPY_M5』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ：
・プロフィットファクタ：2.96
・最大ドローダウン：0.39％：12.22ドル（初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：80.72％
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数：約41回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額：約2315円（ロット0.01の場合）
・対応通貨ペア：USD/JPY
・チャートの使用時間軸：5分足
（↓以下は作者「柊」さんの説明です↓）
このEA「HAKKO_USDJPY_M5」は、勝率80％！17年間で年単位の負けなし！ポートフォリオの一つとしてご利用頂けると幸いです。
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勝率80％
17年間で年単位の負けなし
早朝のレンジ相場を狙い撃ち
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■ストラテジー概要
取引通貨：USDJPY
取引スタイル：デイトレード
取引時間軸：5分足
・早朝特有の値動きを分析
・ポジションを翌日へ持ち越さない手仕舞い設計
・ナンピン無し、マーチンゲール無し
●トレードスタイル
5分足始値で動作するUSDJPY専用のデイトレードタイプのEAです。
早朝のレンジ相場で利益を積み重ねて行きます。
エントリーは少なめですが、勝率80％で利益を狙います。
リスク回避のためロンドン市場の取引が始まる前に強制決済します。
オセアニア・日本市場の時間帯にのみ取引する仕様の為、ロンドン時間やニューヨーク時間での経済指標の影響を受けづらいです。
●決済条件
・TP（テイクプロフィット、指値）による決済
・SL（ストップロス、逆指値）による決済
・内部ロジックによる決済（数種類あり）
・日本時間15時に強制決済（土曜日早朝のポジションがある場合は月曜日の15時決済）
エントリーと同時に指値・逆指値を設定しリスクを限定しています。
決済は、指値及び複数の内部ロジックに基づいて行うことがほとんどになり、
ストップロスにかかることはあまりありません。
■パフォーマンス
・プロフィットファクター：2.78
・リカバリーファクター：23.29
・過去17年間のバックテスト（2006年～2022年9月）で、年単位の負けなし
17年間利益を出し続けている安定型EAです。
詳細はマニュアルをご参照下さい。
☆相場の7割はレンジ相場と言われています。
トレンドフォロー型のEAは大きく利益を取れる反面、勝率が低めなのが難点ですが、当EAはレンジ相場で利益を積み重ねて行くので、ポートフォリオの一つとしてご利用頂けましたら幸甚です。
■特徴
・シンプルな手法なので長期利用可
MT4にデフォルトで備わっているメジャーなインディケーターを利用した手法でのレンジ相場を狙ったエントリーを行います。
・長期バックテストを実施済み
17年のバックテストを実施しております。
2006年～2022年の17年間で最大ドローダウンは約4%となっております。
・危険な手法を行いません
ナンピンやマーチンゲールといった一発で資金を失う可能性のある手法は一切使っていません。
最大ポジション数は5となっております。
■パラメーター
初心者でも利用しやすいようバランスは調整済。
2つのパラメーター設定にしております。
・MAGIC: マジックNo.
（EA独自の認識番号になります。他のEAと競合しないように設定を変更してください）
・Lots: ロット数（リスクマネジメントに応じた設定をお願いします）
推奨は20万円に対して0.1ロットです。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『HAKKO_USDJPY_M5』は良いEAだと思うのですが、
トレード数が少なすぎてロットをかなり上げないと利益が狙えないのと、統計学上の信ぴょう性も低くなってしまいますので、そのリスクが気になります。
今回はいったん運用は見合わせで、様子見したいと思います。
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