作者『大脇正彦』さんのEA『Pyramid_EA』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→75点/(100点満点中)
検証評価コメント:
この『Pyramid_EA』は、とても評価が難しいEAです。
プロフィットファクタは1.3未満ですが、とにかくオーダー数がとてつもなく多いです。
全部が約定はせず、STOPになっているものが多いですが、約定したエントリー数も非常に多いです。
それによって、プロフィットファクタが低めでも利益がかなり乗っていきます。
それは魅力なのですが、これはMT4に相当な負荷がかかる恐れがあります。
というのも、私がバックテストした際、たった1年分でも2時間以上かかりました。(私は途中で断念して、作者さんのデータを引用しました)
オーダー数とmodify、stop、deleteがとてつもなく多いですが、それが影響していると思います。
実際に運用するにあたって、本当にMT4とVPSが正しく機能してくれるのか、個人的には不安な面があります。
そして、プロフィットファクタが高くないことからも分かるように、利益額だけでなく損失額も多いので、不調期にはかなりのマイナスが続くので、胆力がかなりいると思います。
個別項目評価採点↓
プロフィットファクタ:4点/(20点満点中)
最大ドローダウン:10点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:18点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:18点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:5点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Pyramid_EA』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:1.21
・最大ドローダウン:43.53%(資金1万ドル、ロット0.1の場合)
・1年間の取引数:約1000回
・使用通貨ペア:GBP/JPY、XAUUSD
・使用時間足:全時間軸対応
(↓以下は作者「大脇正彦」さんの説明です↓)
損切りを細かく行っているので、含み損が大きく膨らむことはありません。詳しくは、マニュアルに記載の、10年以上にわたるバックテスト結果のグラフをご覧ください。
GBPJPYのボラティリティを生かして、トレンド発生時に、大きな利益を得ることを狙いとしています。
具体的には、トレンドが発生したと判断すると、順張りで、ピラミディングを行う戦略を繰り返します。以下、10年以上のバックテストの結果です。スプレッドは 2.8pips、口座はドル建てです。
ロット数 0.1 で単利運用(初期証拠金=10000 ドル、デフォルト設定)の場合、純益=53689.29ドル、プロフィットファクター=1.21、最大ドローダウン=4353.81 ドル、勝率=75.77%でした。
複利運用のデータ:
初期ロット数 0.1 で複利運用(初期証拠金=10000 ドル)の場合、純益=1224433.06 ドル、プロフィットファクター=1.26、最大ドローダウン=213376.87 ドル、勝率=75.77%でした。
短期的な浮き沈みを評価するのではなく、長期的な視点で投資を行うことをお勧めします。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
※作者さんがこの記事を見てくださり、補足したいとのことでメッセージをいただきましたので、それを追記いたします。
(↓以下は作者「大脇正彦」さんの補足説明です↓)
バックテストでしたら確かにその通りですが、通常の運用であれば
実際、当方の利用しているRAMが2GBのVPSでは、3つのM
今後とも、よろしくお願いいたします。
(↑以上が作者さんの補足説明です↑)
ということで、長期運用での利益は魅力的なのですが、短中期ではツライ時期があると予想されますので、使うとしたら『不調期回避戦略』が良いと思います。
そして、莫大なオーダー処理に耐えられるように、VPSは質の良いものにし、同じMT4内でたくさんのEAと同時に回すのは避けたいEAです。
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