作者『みつるぎ』さんのEA『MS06S USDJPY』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→61点/(100点満点中)
検証評価コメント:
『MS06S USDJPY』は、あと一歩、おしいEAだと思います。
最大ドローダウンは合格だと思いますが、プロフィットファクタがあと少しで1.3超えでしたね。おしいです。
それと、資産グラフの推移を見てみますと、約5年間も平行線です。
これではちょっと苦しいですので、あと一歩改善しないといけません。
ちょっとした調整で、プロフィットファクタが1.30を超えて、資産グラフもキレイになると思います。
利益はそこそこあるわけですので、もう少しセッティングを調整していただきたかったです。
個別項目評価採点↓
プロフィットファクタ:5点/(20点満点中)
最大ドローダウン:17点/(20点満点中)
1年間の取引数:17点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:10点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:6点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:6点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『MS06S USDJPY』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:1.26
・最大ドローダウン:4.55%(資金30万円、ロット0.01の場合)
・1年間の取引数:約140回
・使用通貨ペア:USD/JPY
・使用時間足:1時間足
(↓以下は作者「みつるぎ」さんの説明です↓)
1タイプ4ロジックの高収益率タイプのトレンドフォロー型EA。
MS06S USDJPY はMT4のシステムで動作するトレンドフォロー型エキスパート・アドバイザーです。
長期にわたり低ドローダウンで利益を積み上げ、初心者にも簡単に取り扱えること、また安定した運用ができることを目標に製作しています。
他の EA と併用しポートフェリオ構築も可能であることを特徴としています。
MA&CCIテクニカルを組み合わせたカスタムロジック。
マルチ・タイム・フレームをロジックに応用。
長期トレンドの発生、方向の計測を行い、短期で的確なトレードを行う。
買い・売りロジックは独自でトレンドの発生計測を行っており、従来のEAより高い収益性を目標に設計。
買い・売り、OPEN・CLOSEの4つのロジックはお互いに影響を与えない1タイプ、4ロジック。
トレーリングストップは標準で装備。
動作設定で複利設定を行い利益率を大幅にあげることも可能。
改定内容:
バックテストとフォワードテストの差を縮めるためロジックの改定を実施。
高精度のヒストリカルデータによるバックテストを実施。
円口座での複利設定バグを変更。
MS06S USDJPY の主な特徴:
・トレンドフォロー型EA。
・設定はマジックナンバーとロット数のみの簡単設定。
・売り、買いそれぞれ独立したカスタムロジックを組み込み複雑な相場に対応。
・だましの少ない1時間足を使用する為、短期~中期売買タイプの比重を高めた仕様。
・使用頻度の高いロジックをベースにし、相場への適合性を高める。
・利益が伸ばせる相場では、トレーリングストップ機能を使い損小利大を目指す。
・投資資産に応じ複利機能が設定可能です。
・1千枚通貨&1万枚通貨に対応し、少ない資産での運用も可能。
・売り、買い独立したロジックのため最大で2ポジション(両建て)が発生します。両建て不可の証券会社では取引できません。
・ナンピン、ピラミッティング、マーチンゲールは行いません。
・未知の相場への適合性を高めるため、過剰なフィルターは未使用。
・トレーリングストップパラメータは、過度な変動相場を除外した上で変動幅を平均化し決定。
・他のEAとのポートフェリオの組み込みを意識し、機能は最小限にとどめ、処理のレスポンスを高めた仕様です。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、残念ながら個人的には現状ではポートフォリオの候補にはなりません。
プロフィットファクタが1.30を超えて、資産グラフの低迷期がもう少し短くないと使いづらい印象です。
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