作者『みつるぎ』さんのEA『ＷａｖｅＦｉｒｅＵＪ』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→82点／（100点満点中）
検証評価コメント：
『ＷａｖｅＦｉｒｅＵＪ』は、まずまず良いEAだと思います。
プロフィットファクタが、あと一歩で1.30超えですのでそこは少しもったいないですが、最大ドローダウンは低いですし、何より利益が良いので合格だと思います。
資産グラフの形も、一部に不調期はありますが、全体的にはバランスは良い方でしょう。
それと、わりとリズミカルに短期中期で上下動がありますので、「不調期回避戦略」も使えると思います。
特性としては、コツコツ負けてドカンと勝つタイプに見えます。
勝率が42％ということからも分かる通り、しばらく連敗で負ける時期もありますので、トレンドに乗ってドカンと勝つ時を根気よく待てるかどうかになります。
個別項目評価採点↓
プロフィットファクタ：4点／（20点満点中）
最大ドローダウン：17点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：17点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：7点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：7点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『ＷａｖｅＦｉｒｅＵＪ』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.23
・最大ドローダウン：3.71％（資金30万円、ロット0.01の場合）
・1年間の取引数：約270回
・使用通貨ペア：USD/JPY
・使用時間足：1時間足
（↓以下は作者「みつるぎ」さんの説明です↓）
長期にわたり低ドローダウンで利益を積み上げるトレンドフォロー型ＥＡ。
ＭＡ＆ボリンジャーバンド＆一目均衡表を組み合わせたカスタムロジック。
マルチ・タイム・フレームをロジックに応用。
長期トレンドの発生、方向の計測を行い、短期で的確なトレードを行う。
買い・売りロジックは独自でトレンドの発生計測を行っており、従来のＥＡより高い収益性を目標に設計。
買い・売り、ＯＰＥＮ・ＣＬＯＳＥの４つのロジックはお互いに影響を与えない２タイプ、４ロジック。
トレーリングストップは標準で装備。
改定内容：
バックテストとフォワードテストの差を縮めるためロジックの改定を実施。
高精度のヒストリカルデータによるバックテストを実施。
WaveFire UJ の主な特徴：
・トレンドフォロー型ＥＡ。
・設定はマジックナンバーとロット数のみの簡単設定。
・売り、買いそれぞれ独立したカスタムロジックを組み込み複雑な相場に対応。
・だましの少ない１時間足を使用する為、短期～中期売買タイプの比重を高めた仕様。
・使用頻度の高いロジックをベースにし、相場への適合性を高める。
・利益が伸ばせる相場では、トレーリングストップ機能を使い損小利大を目指す。
・１千枚通貨＆１万枚通貨に対応し、少ない資産での運用も可能。
・売り、買い独立したロジックのため最大で２ポジション（両建て）が発生します。両建て不可の証券会社では取引できません。
・ナンピン、ピラミッティング、マーチンゲールは行いません。
・未知の相場への適合性を高めるため、過剰なフィルターは未使用。
・トレーリングストップパラメータは、過度な変動相場を除外した上で変動幅を平均化し決定。
・他のＥＡとのポートフェリオの組み込みを意識し、機能は最小限にとどめ、処理のレスポンスを高めた仕様です。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『ＷａｖｅＦｉｒｅＵＪ』はプロフィットファクタが少し低いですが、最大ドローダウンの低さと利益の高さから、わりと魅力的なEAです。
不調期回避戦略も使いやすいです。
ドル円の１時間足トレンドフォローというEAはあまり多くないので、口座をたくさん持っている方は、ポートフォリオの一部に採用しても良いと思います。
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