作者『TryStar』さんのEA『gee_Premia_SCAL_USDJPY_M5』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→53点／（100点満点中）
■検証評価コメント：
『gee_Premia_SCAL_USDJPY_M5』は、残念ながら使いにくいＥＡのようです。
取引回数がとても多いですので、プロフィットファクタが少しでもプラスになっていれば利益もそれなりに乗ります。
しかしながら、やはりプロフィットファクタが1.20ではちょっと怖いです。
テストとリアルトレードの相関性に少しでもズレがあると、とても大きなマイナスになってしまいます。
また、相関性がきれいに一致していたとしても、最大ドローダウンが大きめですし、資産グラフの波が大きすぎて使いづらいです。
10年間以上の長期のバックテストでしかもトレード回数が多いＥＡの資産グラフでしたら、普通はもっと滑らかになりますが、これだけ取引回数が多いにも関わらず、波が大きすぎます。
これですと、不調期回避戦略も使いづらいですので、今回の『gee_Premia_SCAL_USDJPY_M5』としては、ポートフォリオへの採用は見送りになると思います。
もともとこれだけ取引回数が多いわけですので、もっとエントリーを選別すれば、プロフィットファクタも最大ドローダウンも資産グラフの推移も良いものにできたはずです。
■個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：4点／（20点満点中）
最大ドローダウン：6点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：10点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：7点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：6点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『gee_Premia_SCAL_USDJPY_M5』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.20
・最大ドローダウン：14.37％（資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・1年間の取引数：約873回
・使用通貨ペア：USD/JPY
・使用時間足：5分足
（↓以下は作者「TryStar」さんの説明です↓）
とにかく長く使って下さい。ほとんど負けません。
取引通貨：USD/JPY
取引スタイル：スキャルピング
取引時間足：M5
■長い時間足を見て、トレンドを見極め、M5でトレードします。
・時間指定のＵＳＤＪＰＹのＭ５のスキャルピングです。
・日本時間のＡＭ４：３０～９：３０にエントリーします。
・内部ロジックによるトレーリングストップにて決済します。
※ナンピン、マーチンゲールは使用しておりません。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『gee_Premia_SCAL_USDJPY_M5』は残念ながら使いづらいＥＡとなってしまいました。
不調期回避戦略も使いにくいため、ポートフォリオへの採用は見送りといたしました。
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