作者『Real Integrity』さんのEA『AUDNZD Otaku』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→94点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『AUDNZD Otaku』は、バックテストの結果としては素晴らしいの一言です。
プロフィットファクタが4.96と高く、最大ドローダウンが0.11%と低いです。
年間トレード数が3000回以上あり、それに比例して総純利益も大きくなっています。
資産推移のグラフも良い形です。
ただし、私が心配しているのはリアルトレードとの相関性です。
と言いますのも、実は過去に同じ作者さんの同じようなAUD/NZDのEAで悲惨なことになったからです。
そのEAのバックテストの結果も、この『AUDNZD Otaku』と同じように素晴らしかったのですが、リアルトレードで回すと最初は良かったものの、途中で大きな不調期に入り、損失を被ってしまいました。
『AUDNZD Otaku』は、そうならないことを願っています。
ただし、実はそれもある意味自然なことでもあるのです。
MT4のバックテストの特性上、良く見えてしまう部分もあるからです。
例えば、最大ドローダウンが0.11%と非常に小さいですが、MT4の最大ドローダウンの算出方法は、「ドローダウンが口座残高に対して何%か」という算出方法ですので、
テストの年数が多く、資産がかなり増えた後の残高に対してドローダウンが何%かで見れば、かなり小さくなるのです。
そして、これだけ総トレード数が多くなると、トレード数が少ない場合のテストに比べて、グラフを圧縮して見ているのと同じことになるので
短期中期でわりと大きめの波があったとしても、小さく滑らかに見えてしまうのです。
また『AUDNZD Otaku』の資産推移としても、直近の数年間は右肩上がりの傾斜が小さく、横ばいに近いですので、リアルトレードで回してみると、イメージとだいぶ違ったりするのです。
ですので、そういう目で見てあげないとアンフェアになってしまいます。
「バックテストはあんなに良かったのに、リアルトレードはダメだ!詐欺だ!」と、誤解しないようにしましょう。
過度な期待はせずに、ロットを無理せずに、長期でポートフォリオを組んで見守りましょう。
(余談ですが、このEAの作者さんはコメント質問を受け付けない姿勢ですので、信頼関係としては疑問が残ります。)
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:20点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:19点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:7点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『AUDNZD Otaku』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:4.96
・最大ドローダウン:0.11%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・1年間の取引数:約3126回
・使用通貨ペア:AUD/NZD
・使用時間足:全時間軸対応(どの時間軸に設定しても内部ロジックで同じ結果になる)
(↓以下は作者「Real Integrity」さんの説明引用です↓)
マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。
当自動売買ソフトウェアは、AUDNZDに特化したロジックでトレードを行います。
スキャルピング/デイトレードの両方実施可能ですが、好みに応じて、実施する/実施しないを選択することができます。
ポジションは同時に2個まで持つことがあります。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『AUDNZD Otaku』は良いEAですので、ポートフォリオに加えて使っていきましょう。
ただし、バックテストのイメージが先行してしまうと、リアルトレードでガッカリするかもしれません。
ロットを無理せず、ポートフォリオも組み、長期目線で運用していきましょう。
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