Flex Beggar2

FXのEA1712番『Flex Beggar2』を検証評価した結果

作者『Real Integrity』さんのEA『Flex Beggar2』を検証評価した結果をご紹介します。

総合評価採点→81点/(100点満点中)

■検証評価コメント:

『Flex Beggar2』は良いEAだと思います。

この『Flex Beggar2』は、以下の21個の通貨ペアに対応しているとのことですので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしてみました。

AUD/CAD,AUD/CHF,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,CAD/JPY,CHF/JPY,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/JPY,EUR/NZD,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,GBP/USD,NZDJPY,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,USD/JPY

その平均値になりますが、プロフィットファクタが2.48と高く、最大ドローダウンが0.52%ということで、かなり低く抑えられていて良いです。

資産推移のグラフも、全体的には右肩上がりでキレイに推移しています。

ただし、全体的に取引回数が少ないのとロジック的な影響もあるせいか、トータルの利益額がちょっと寂しい感じがあります。

最大ドローダウンが小さいのでロットを上げれば利益は確保できますが、その分リスクも上がりますので、あまり無理もできないところです。

この『Flex Beggar2』は、対象の通貨ペアが多いので仕方ないことですが中にはパフォーマンスがあまり良くないものも含まれていますので、選別して使った方が良いでしょう。

また、『Flex Beggar2』のみでポートフォリオを組むよりも、他のEAの他の通貨ぺと混ぜ合わせてポートフォリオを組んだほうが良いでしょう。

『Flex Beggar2』の使い方ですが、通貨ペアごとに最適なパラメータ設定がありますので、デフォルトのまま使うのではなく、必ずマニュアルの通りにパラメータを変更してください。

※余談ですが、この『Flex Beggar2』の作者さんはコメント欄を削除して質問を受け付けないスタンスですので、そこは不信感が残ります。

■個別項目評価採点:

プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)

最大ドローダウン:19点/(20点満点中)

1年間の取引数:8点/(20点満点中)

資産グラフがキレイな右肩上がり:18点/(20点満点中)

売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)

トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)

それでは実際に、EA『Flex Beggar2』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。

下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。

 

FXのEA1712番Flex Beggar2のストラテジーテスターレポート

FXのEA1712番Flex Beggar2のストラテジーテスターレポート2

 

・プロフィットファクタ:2.48

・最大ドローダウン:0.52%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)

・勝率:76.76%

・1年間の取引数:約78回

・使用通貨ペア:AUD/CAD,AUD/CHF,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,CAD/JPY,CHF/JPY,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/JPY,EUR/NZD,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,GBP/USD,NZDJPY,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,USD/JPY

・使用時間足:自由

 

(↓以下は作者「Real Integrity」さんの説明引用です↓)

マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。

当自動売買ソフトウェアは、Flex Beggarのアップグレード版であり、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ないPipsを拾っていくことを目的としています。
長期的な順張り・短期的な逆張りでのエントリーが基本的な戦略であり、アップグレードされた点は、下記の通りです。

下記の設定パラメータを追加し、トレードの自由度を高めました。
enduranceMode: trueの場合は、ポジションを従来よりも長めにホールドします。
avoidVolatileMarket: このEAがマーケットを分析し、「ボラティリティが高い」と判断した後は、その日のポジションを取らないようになっています。このフラグをtrueに設定すると、その判断基準がより厳密となり、利益を伸ばすよりもドローダウンを小さくすることを優先するようになるため、ポジションを取る回数が少なくなる傾向があります。

※enduranceMode=false、かつavoidVolatileMarket=falseの場合は、旧バージョン(Flex Beggar)と全く同じロジックでトレードを行います。

【Flex Beggar(旧バージョン)とFlex Beggar2(新バージョン)との比較】

推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、トレードの回数、ドローダウン共に、

Flex Beggar<Flex Beggar2

となる傾向があります。ドローダウンが気になる場合はFlex Beggar、トレード回数を重視される場合はFlex Beggar2をご利用いただくことを推奨します。

【Flex Beggar2の各エディションの違い】

※全エディションの売買ロジックは同一ですが、タイトル通りのトレード方針を実現するため、パラメータのデフォルト値が各エディションで異なっています。

「Flex Beggar2」(当EA):
推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、ポジションを取ってから最大2時間弱で決済します。

(↑以上が作者さんの説明です↑)

 

ということで、『Flex Beggar2』は全体的に良いEAですので、ポートフォリオに加えて使っていけます。

ただし、通貨ペアの中には少しパフォーマンスが悪そうなものも含まれていますので選別して使うことと、他のEAの他の通貨ペアと混ぜ合わせてポートフォリオを組むとより良いでしょう。

Flex Beggar2

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