作者『Real Integrity』さんのEA『Flex Beggar2 Day Trading Edition』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→80点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『Flex Beggar2 Day Trading Edition』は良いEAだと思います。
この『Flex Beggar2 Day Trading Edition』は以下の22個の通貨ペアに対応していますので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしてみました。
AUD/CAD,AUD/CHF,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,CAD/JPY,CHF/JPY,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/JPY,EUR/NZD,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,GBP/NZD,GBP/USD,NZDJPY,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,USD/JPY
その平均値ですが、プロフィットファクタが3.05と高く、最大ドローダウンも0.50%と低く抑えられていて良いです。
資産グラフの推移も全体的には右肩上がりで良いですが、中にはちょっと波が大きい感じの通貨ペアもありますので、選別して使うと良いでしょう。
『Flex Beggar2 Day Trading Edition』は、通貨ペア別に見れば全体的にトレード数が少なめですので、利益額もちょっと寂しい感じはします。
最大ドローダウンが低いですので、利益を狙いたい場合はロットをしっかり上げていかないといけません。(小資金の方は無理せず)
ベースになっているEAの『Flex Beggar2』と比較しますと、『Flex Beggar2 Day Trading Edition』のほうが全体的に勝率が高く、結果プロフィットファクタも高くなっています。
最大ドローダウンとトレード数はほぼ同じですので、プロフィットファクタが高い分、『Flex Beggar2 Day Trading Edition』のほうが利益効率は良いでしょう。
個人的には、『Flex Beggar2』シリーズの中では、この『Flex Beggar2 Day Trading Edition』が一番使いたくなるEAです。
『Flex Beggar2 Day Trading Edition』の使い方ですが、通貨ペアごとにEAのパラメータ設定が必要になりますので、必ずマニュアルに沿って設定してください。
※余談ですが、『Flex Beggar2 Day Trading Edition』の作者さんはゲムフォレックスのコメント欄を削除し質問を受け付けない姿勢ですので、その面では不信感が残ります。
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:19点/(20点満点中)
1年間の取引数:7点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:18点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Flex Beggar2 Day Trading Edition』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:3.05
・最大ドローダウン:0.50%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:81.03%
・1年間の取引数:約73回
・使用通貨ペア:
AUD/CAD,AUD/CHF,AUD/JPY,AUD/NZD,AUD/USD,CAD/JPY,CHF/JPY,EUR/AUD,EUR/CAD,EUR/CHF,EUR/JPY,EUR/NZD,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,GBP/NZD,GBP/USD,NZDJPY,NZD/USD,USD/CAD,USD/CHF,USD/JPY
・使用時間足:自由
(↓以下は作者「Real Integrity」さんの説明引用です↓)
マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。
当自動売買ソフトウェアは、Flex Beggarのアップグレード版であり、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ないPipsを拾っていくことを目的としています。
長期的な順張り・短期的な逆張りでのエントリーが基本的な戦略であり、アップグレードされた点は、下記の通りです。
下記の設定パラメータを追加し、トレードの自由度を高めました。
enduranceMode: trueの場合は、ポジションを従来よりも長めにホールドします。
avoidVolatileMarket: このEAがマーケットを分析し、「ボラティリティが高い」と判断した後は、その日のポジションを取らないようになっています。このフラグをtrueに設定すると、その判断基準がより厳密となり、利益を伸ばすよりもドローダウンを小さくすることを優先するようになるため、ポジションを取る回数が少なくなる傾向があります。
※enduranceMode=false、かつavoidVolatileMarket=falseの場合は、旧バージョン(Flex Beggar)と全く同じロジックでトレードを行います。
【Flex Beggar(旧バージョン)とFlex Beggar2 Day Trading Edition(新バージョン)との比較】
推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、トレードの回数、ドローダウン共に、
Flex Beggar<Flex Beggar2 Day Trading Edition
となる傾向があります。ドローダウンが気になる場合はFlex Beggar、トレード回数を重視される場合はFlex Beggar2 Day Trading Editionをご利用いただくことを推奨します。
【Flex Beggar2の各エディションの違い】
※全エディションの売買ロジックは同一ですが、タイトル通りのトレード方針を実現するため、パラメータのデフォルト値が各エディションで異なっています。
「Flex Beggar2 Day Trading Edition」(当EA)
推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、ポジションを取ってから最大4時間弱までポジションを保持する可能性があります。(夜間トレードは最大6時間弱)
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『Flex Beggar2 Day Trading Edition』は良いEAですので、ポートフォリオに加えて使っていけます。
ただし、通貨ペアによっては波が少し大きいものもありますので、選別して使うと良いでしょう。
通貨ペアごとにEAのパラメータ設定が必要ですので、必ずマニュアル通りに変更してください。
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