作者『Real Integrity』さんのEA『Flex Beggar2 High Risk Edition』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→93点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『Flex Beggar2 High Risk Edition』は良いEAだと思います。
この『Flex Beggar2 High Risk Edition』は、以下の10個の通貨ペアが推奨されていますので、当サイトでも同じ通貨ペアでテストしてみました。
AUD/CAD,AUD/NZD,CHF/JPY,EUR/CAD,EUR/CHF,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,USD/CAD,USD/CHF
この10個の平均パフォーマンスですが、プロフィットファクタが3.01と高く、最大ドローダウンも0.74%と低く抑えられていて良いです。
資産推移のグラフも、全体的に右肩上がりでキレイに推移しています。
この『Flex Beggar2 High Risk Edition』は、『Flex Beggar2 シリーズ』の中で一番リスクを取りに行くチューニングをしているとのことですが、他の一般的なEAに比べたらリスクは小さいEAです。
『Flex Beggar2 シリーズ』の中での比較ですが、ハイリスクエディションとのことですので、そのぶん推奨通貨ペアの数はより選別して半分に絞ったようです。
リスクを取りに行った分、トレード回数が多くなり、それに比例して利益も多くなっています。
個人的には、このハイリスクエディションでもドローダウンはそれほど大きいと思いませんので、利益を取りたい場合はこのエディションが一番良いような気がしました。
Flex Beggarシリーズの他のバーション・エディションでは、ドローダウンが小さいのは良いのですが、トレード数も絞りすぎて利益がちょっと寂しい印象です。
もちろん、かなり小資金でドローダウンを最小限に抑えたい場合は、他のエディションが良いでしょう。
ポートフォリオを組む場合ですが、通貨ペアが10個では少し足りないですので、他のEAの他の通貨ペアからたくさん混ぜて、もっとリスク分散したポートフォリオを作りましょう。
『Flex Beggar2 High Risk Edition』の使い方ですが、通貨ペアごとにパラメータの設定を変更しないといけませんので、必ずマニュアルの通りに変更してください。
(この『Flex Beggar2 High Risk Edition』の作者さんは、コメント欄を削除し質問を受け付けないスタンスですので、その面では不信感が残ります。)
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:19点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:19点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:7点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Flex Beggar2 High Risk Edition』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:3.01
・最大ドローダウン:0.74%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:81.43%
・1年間の取引数:約266回
・使用通貨ペア:AUD/CAD,AUD/NZD,CHF/JPY,EUR/CAD,EUR/CHF,GBP/AUD,GBP/CAD,GBP/CHF,USD/CAD,USD/CHF
・使用時間足:自由
(↓以下は作者「Real Integrity」さんの説明引用です↓)
マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。
当自動売買ソフトウェアは、Flex Beggarのアップグレード版であり、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ないPipsを拾っていくことを目的としています。
長期的な順張り・短期的な逆張りでのエントリーが基本的な戦略であり、アップグレードされた点は、下記の通りです。
下記の設定パラメータを追加し、トレードの自由度を高めました。
enduranceMode: trueの場合は、ポジションを従来よりも長めにホールドします。
avoidVolatileMarket: このEAがマーケットを分析し、「ボラティリティが高い」と判断した後は、その日のポジションを取らないようになっています。このフラグをtrueに設定すると、その判断基準がより厳密となり、利益を伸ばすよりもドローダウンを小さくすることを優先するようになるため、ポジションを取る回数が少なくなる傾向があります。
※enduranceMode=false、かつavoidVolatileMarket=falseの場合は、旧バージョン(Flex Beggar)と全く同じロジックでトレードを行います。
【Flex Beggar(旧バージョン)とFlex Beggar2 High Risk Edition(新バージョン)との比較】
推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、トレードの回数、ドローダウン共に、
Flex Beggar<Flex Beggar2 High Risk Edition
となる傾向があります。ドローダウンが気になる場合はFlex Beggar、トレード回数を重視される場合はFlex Beggar2 High Risk Editionをご利用いただくことを推奨します。
【Flex Beggar2の各エディションの違い】
※全エディションの売買ロジックは同一ですが、タイトル通りのトレード方針を実現するため、パラメータのデフォルト値が各エディションで異なっています。
「Flex Beggar2 High Risk Edition」(当EA)
推奨値通りのパラメータ設定を前提とした場合、ポジションを取ってから最大2時間弱で決済します。このエディションは、全エディションの中で、最も積極的にポジションを取るため、最もトレード回数が多く、最もドローダウンが大きい傾向があります。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『Flex Beggar2 High Risk Edition』は良いEAですのでポートフォリオに加えて使っていけます。
ただ、推奨通貨ペアの10個だけですと少しもったいないですので、他のEAの他の通貨ペアを混ぜながらポートフォリオを構築しましょう。
使い方ですが、EAのパラメータ設定が通貨ペアごとに違いますので、必ずマニュアル通りに変更して運用しましょう。
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