作者『Hayabusa』さんのEA『Morning Stochas 7』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→78点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『Morning Stochas 7』は良いEAだと思います。
この『Morning Stochas 7』は、以下の7つの通貨ペアに対応していますので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストし平均パフォーマンスを検証してみました。
AUD/CAD,AUD/NZD,CHF/JPY,EUR/CAD,GBP/CHF,GBP/JPY,USD/CHF
以上の7つの平均パフォーマンスですが、プロフィットファクタが1.87と高めで、最大ドローダウンも1.45%と低めに抑えられていて良いです。
資産推移のグラフは、全体的に長期で右肩上がりで良いのですが、通貨ペアによっては時期的にしばらく停滞している部分や、波や少し大きめの部分も見受けられます。
この『Morning Stochas 7』は日本時間の朝スキャ系のEAですが、その中では少数派の15分足のチャートを使います。
そのせいかトレード数が少なく、その影響からか、利益の積み上げとしてはやや少ない感じです。
『Morning Stochas 7』は朝スキャ系EAでは少数派ですので、ポートフォリオの分散という意味では選択肢としては良いのですが、利益効率を考えると、他の朝スキャ系EAと比べると少し物足りなさを感じます。
もちろん、資金量と口座数が多い方にとっては、ポートフォリオの分散要素としては大変良いでしょう。
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:17点/(20点満点中)
最大ドローダウン:18点/(20点満点中)
1年間の取引数:13点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:17点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:7点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『Morning Stochas 7』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:1.87
・最大ドローダウン:1.45%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:74.88%
・1年間の取引数:約128回
・使用通貨ペア:AUD/CAD,AUD/NZD,CHF/JPY,EUR/CAD,GBP/CHF,GBP/JPY,USD/CHF
・使用時間足:15分足
(↓以下は作者「Hayabusa」さんの説明引用です↓)
・推奨の7通貨ペア以外の多くの通貨でも(テスト上)右肩上がりになる条件で開発しました。
・スキャルピングをベースにした、短期、中期トレード。
・MT4時間の0:00~1:00に、Stochasticをメインシグナルとして、逆張りエントリーします。
・エントリーするとSL,TPが設定されますが、シグナルでもクローズします。
・上記7通貨に対応しています。各通貨のチャートを開いて、それぞれにEAをセットして下さい。
・各通貨毎に、ポジションは一つずつしか持ちません。
・spread制限を設けています。現在のspreadがmax spreadよりも大きい時はエントリーしません。
・一時的にマイナスの期間はあると思いますが、長期的にコツコツ利益を積み上げてくれると期待しています。(過去15年間のback testは、7通貨とも良好です)
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『Morning Stochas 7』は良いEAですし、朝スキャ系EAとしては15分足が貴重な存在になるわけですが
利益効率を考えると、無理に使う必要性を感じられないのが現状です。
しばらくゲムフォレックスのフォワードトレードを観察して、それでもし良さそうなら再度ポートフォリオ候補として検討してみたいと思います。
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