作者『TNK』さんのEA『WaveRider_USDJPY_M5_Gem01』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→79点／（100点満点中）
■検証評価コメント：
『WaveRider_USDJPY_M5_Gem01』は良いＥＡですが、使い方は工夫したほうが良いかもしれません。
プロフィットファクタは1.45と高めで、最大ドローダウンも2.53％ということでまずまず低めになっています。
資産推移のグラフも長期では右肩上がりで良いのですが、短期中期ではやや波が大きめに感じられます。
そして、最大ドローダウンの大きさのわりに純利益はそこまで大きくないため、特に小資金でメンタルの弱い方には、このＥＡを回しっぱなしにはしないほうがいいでしょう。
小資金でメンタルの弱い方には、不調期回避戦略で『WaveRider_USDJPY_M5_Gem01』を運用していくと良いでしょう。
■個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：9点／（20点満点中）
最大ドローダウン：17点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：17点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：8点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：8点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『WaveRider_USDJPY_M5_Gem01』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.45
・最大ドローダウン：2.53％（資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：70.52％
・1年間の取引数：約268回
・使用通貨ペア：USD/JPY
・使用時間足：5分足
（↓以下は作者「TNK」さんの説明引用です↓）
運用前に、お好みの設定でバックテストを行い、パフォーマンスをご確認ください。
取引通貨：USDJPY
取引スタイル：スキャルピング・デイトレード
取引時間軸：5分足
【特徴】
■長期的な順張り・短期的な逆張りエントリーが基本戦略。
■24時間稼働、両建て無し、ナンピン・マーチンゲール無し。
※但し、複数ポジション設定にすると、シグナル発生毎にエントリーを行うため、結果的にナンピンのような動きになってしまうことがあります。
■ポジション数3（変更可）。
複数ポジションは、ポジション保持中に新規シグナルが出た場合に、追加でエントリーを行うもので、1つのシグナルに対して複数のポジションを持つ意味ではありません。
1つのシグナルに対して1つのポジションです。
複数設定にすると、ポジション保持中のシグナルを逃さないという意図になります。
■取引回数平均
16.2回/月-ポジション数1
19.2回/月-ポジション数2
19.8回/月-ポジション数3
19.8回/月-ポジション数4
■高リカバリーファクター設計。以下バックテストより算出。
RF：35.94 ｜ MRF（月換算）：0.17 ｜ YRF（年換算）：1.99
■TP・SL（決済指値・逆指値）に関わらず、主に内部ロジックで決済。
■TP・SL設定値（単位：PIPS）
買い ｜ TP：35 SL：70
売り ｜ TP：45 SL：110
■平均トレード時間：4時間06分。
■週末決済・年末年始NG、各フィルター選択可。
■始値でエントリーとエグジット。但し、TP・SLのみ設定価格到達時点で決済。
【バックテスト】実施期間：2003/6/1～2020/7/1
■日本語・JPY口座・スプレッド1.6pips
https://tnkcld.com/backtest/WaveRider_USDJPY_M5_GemJPYsp16.htm
■英語・USD口座・スプレッド1.6pips
https://tnkcld.com/backtest/WaveRider_USDJPY_M5_GemUSDsp16.htm
【解析】
■損益グラフ
https://tnkcld.com/backtest/PL-graph_WaveRider_USDJPY.png
最大停滞期間：485日
■各種解析
https://tnkcld.com/backtest/analysis_WaveRider_USDJPY.png
①②：損益（年次）
③：損益（時間毎）
④：損益（日次）
⑤：損益（週次）
⑥：損益（月次）
⑦：損益（ポジション保有時間毎）
⑧：損益（ポジション毎）
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『WaveRider_USDJPY_M5_Gem01』は良いＥＡだと思いますが、短期中期で少し波が大きいのと、最大ドローダウンのわりに利益がそこまで多くないため、
当サイトのポートフォリオのＥＡとしては、採用は一旦見送りにしたいと思います。
資金量が豊富でポートフォリオがたくさん欲しい方は、不調期回避戦略か、スタートだけドローダウンを消化してからＥＡを回すといいでしょう。
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