作者『RASHIDO』さんのEA『SERENADE_V2』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→69点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『SERENADE_V2』は残念ながらちょっと使いづらいEAになると思います。
この『SERENADE_V2』は、ほぼ全通貨ペアとも言える24個の通貨ペアに対応しているとのことで、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしようと思ったのですが、
タイプの違う5つの通貨ペアをテストしてみた時点で、EAの能力やパフォーマンスが分かったのと、ちょっと根本的な問題もありそうですので、他の通貨ペアのテストは割愛させていただきました。
5つテストしてみた平均パフォーマンスになりますが、プロフィットファクタは1.78でまずまず高めで、最大ドローダウンも0.87%ということで低めに抑えられていて良いです。
資産推移のグラフですが、全体的には長期で右肩上がりの傾向があり良いのですが、通貨ペアによってはかなり長い不調期を持つものもあります。
そして、この『SERENADE_V2』の最大の問題点ですが、トレード回数が極端に少なすぎることです。
もちろん無駄なエントリーが多くて負けが増えるよりも、フィルタを掛けてキチンと絞ってエントリーすることは大事なのですが、現状ではあまりに少なすぎて、当然トータルの利益も小さいですし、分母が少なすぎるので統計学上の信ぴょう性が疑わしくなってしまいます。
トレード数がある程度多めの通貨ペアもありますが今度は不調期が長いなど、パフォーマンスと安全性のバランスに苦慮しているようです。
中にはなんとか使えそうな通貨ペアもありますが、ゲムフォレックス内の他のEAと比べるとだいぶパフォーマンスも落ちますので、『SERENADE_V2』を使う余地がなかなか無いというのが現状です。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:16点/(20点満点中)
最大ドローダウン:19点/(20点満点中)
1年間の取引数:4点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:16点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:6点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『SERENADE_V2』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.78
・最大ドローダウン:0.87%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:83.99%
・1年間の平均取引数:約36回
・1年間の平均損益額:約400円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:AUD/CAD、AUD/CHF、AUD/JPY、AUD/NZD、AUD/USD、CAD/JPY、CHF/JPY、EUR/AUD、EUR/CAD、EUR/CHF、EUR/GBP、EUR/JPY、EUR/NZD、EUR/USD、GBP/AUD、GBP/CAD、GBP/CHF、GBP/JPY、GBP/NZD、GBP/USD、NZD/USD、USD/CAD、USD/CHF、USD/JPY
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「RASHIDO」さんの説明引用です↓)
コツコツドカンの脱却を目指して開発した、多通貨対応・単ポジ・低SL型のEAです。(⇒超高勝率型のEAではありません)
・取引通貨:多通貨対応(マニュアルをご確認ください)
・取引スタイル:スキャルピング(両建て無し)
・取引時間軸:5分足
・日本時間の午前中を中心にエントリーします。
・各通貨ペアそれぞれでポジション数は 1 個です。
(「最大同時ポジション保有数」=「稼働通貨ペア数」となります)
・放置運用に適した、年末年始にエントリーしない設計にしています。
・コツコツドカン(1度の負けで再起不能)にならないようにSLを浅く設定しています。
(その分、勝率はあまり高くありません)
・時間帯(ZONE)ごとにエントリーと決済の設定を変えています。
(SL とトレール条件については設定変更可能です)
・MT4 時間の 23 時にポジションを全決済しますので、翌日へのポジション持越しはありません。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『SERENADE_V2』は残念ながらパフォーマンスも安定性もちょっと足りなくて使いづらいEAと評価いたしました。
ポートフォリオでも単独でも運用は見送りとなります。
↓EAを入手したい方はこちらから↓
→ 優良EA100個&ポートフォリオ5個を無料プレゼント!
→ EAを無料で300個手に入れる方法!
→ 良いEAの条件と選び方
→ ポートフォリオとは何か?FX自動売買EAを複数同時に回す理由
→ 自動売買の仕組みとVPS・MT4・EAの設置方法と使い方