作者『Real Integrity』さんのEA『post-Rollover Miracle Greedy Version』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→93点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『post-Rollover Miracle Greedy Version』は良いEAだと思います。
この『post-Rollover Miracle Greedy Version』は、以下の25個の通貨ペアに対応しているとのことで、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしてみました。
AUD/CAD, AUD/CHF, AUD/JPY, AUD/NZD, AUD/USD, CAD/JPY, CHF/JPY, EUR/AUD, EUR/CAD, EUR/CHF,EUR/GBP, EUR/JPY, EUR/USD, EUR/NZD, GBP/AUD, GBP/CAD, GBP/CHF, GBP/NZD, GBP/JPY, GBP/USD, NZD/USD, USD/CAD, USD/CHF, USD/JPY
この25個の平均パフォーマンスになりますが、プロフィットファクタが2.77と高く、最大ドローダウンも0.97%と低く抑えられていて良いです。
これほど多くの通貨ペアに対応している中で、これだけの数字が出せるのは根本のロジックが良いのだと感じます。
ただ欲を言えば、平均的には利益額がもう少し欲しかったです。
資産推移のグラフも、平均的には長期で右肩上がりで推移していて良いです。
ただし、通貨ペアの中には、短期中期でやや波があるものもありますので、選別して使ったり、他のEAの他の通貨ペアと組み合わせてポートフォリオを構築すると良いでしょう。
先ほどのドローダウンや資産推移でも触れましたが、通貨ペアによって差がありますので、平均値で語るよりは、良い通貨ペアとそうでもない通貨ペアを選別する視点のほうが大切かもしれません。
その他で気になったのは、EAのパラメータにMaxSpreadを制御する項目が無いのが、ちょっと怖いです。
特に朝スキャ系ですので、この時刻帯はスプレッドがかなり広がります。
内部ロジックでキチンとコントロールされるなら良いのですが、それがされているのか? そして、ゲムフォレックスや相場環境の変化に合わせて自分で調整できないというのは、いかがなものかと思います。
その真意を聞こうにも、この作者さんは意図的にコメント欄を廃止していますので、信頼関係としては以前から疑問がある作者さんです。
もしMaxSpreadのコントロールが出来ないのであれば、もともと利益が多くはないEAですので、リアルトレードではスプレッド負けするかもしれません。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:19点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:18点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『post-Rollover Miracle Greedy Version』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:2.77
・最大ドローダウン:0.97%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:82.85%
・1年間の平均取引数:約324回
・1年間の平均損益額:約8600円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:AUD/CAD, AUD/CHF, AUD/JPY, AUD/NZD, AUD/USD, CAD/JPY, CHF/JPY, EUR/AUD, EUR/CAD, EUR/CHF,EUR/GBP, EUR/JPY, EUR/USD, EUR/NZD, GBP/AUD, GBP/CAD, GBP/CHF, GBP/NZD, GBP/JPY, GBP/USD, NZD/USD, USD/CAD, USD/CHF, USD/JPY
・チャートの使用時間軸:指定無し
(↓以下は作者「Real Integrity」さんの説明引用です↓)
「post-Rollover Miracle Greedy Version」は、「post-Rollover Miracle」の積極バージョンであり、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ないPipsを拾っていくことを目的としています。
エントリー数が従来の「post-Rollover Miracle」よりも有意に多く、相対的にハイリスクハイリターンです。
マニュアル記載の推奨パラメータでバックテストを実施し、パフォーマンスをご確認ください。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『post-Rollover Miracle Greedy Version』はバックテストの結果は良いのですが、EAのパラメータにMaxSpreadを制御する項目が無いのがどうしても気になります。
個人的には、しばらくフォワードを観察してみて、MaxSpreadが無い影響やバックテストとの相関性を見てから使用を検討したいです。
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