作者『EA Analysis』さんのEA『TREND PHOENIX』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→47点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『TREND PHOENIX』は悪いEAではないと思うのですが、ちょっと使いづらいEAになるかもしれません。
この『TREND PHOENIX』は、以下の11個の通貨ペアに対応しているとのことで、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしようと思ったのですが、
最初の5つほどをテストした時点で、パフォーマンスがあまり良くなかったのと、EAの特性も把握できたので、約半分の通貨ペアは割愛させていただきました。
USD/CHF,GBP/USD,EUR/USD,USD/CAD,AUD/USD,EUR/GBP,EUR/CHF,EUR/JPY,GBP/JPY,AUD/NZD,CHF/JPY
通貨ペア5つほどの平均パフォーマンスになりますが、プロフィットファクタが1.06で合格ラインに届かず、
最大ドローダウンは4.38%ということで使えない範囲ではありませんが、低くて使いやすいとも言えず。
トレンドフォロー型EAの場合、プロフィットファクタが低くて最大ドローダウンがやや大きくても、長期で利益が乗るタイプなら良いのですが、残念ながらこの『TREND PHOENIX』は利益も厳しく、
資産推移のグラフも波が大きくリズム感も無いため、不調期回避戦略をもってしてもちょっと利益は出しづらいです。
例えばもう少しトレード数が多く、短期の波がリズム良くあるタイプならば、不調期回避戦略が使えたのですが、現状ではなかなか使いどころが無いというのが正直な印象です。
さて、もしこの『TREND PHOENIX』を使う場合の注意点ですが、
各通貨ペアごとに、EAのパラメータを4カ所(ロットも含めると5カ所)変えないといけませんので、必ずマニュアルの推奨値通りに変更して使ってください。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:2点/(20点満点中)
最大ドローダウン:15点/(20点満点中)
1年間の取引数:4点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:10点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:10点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:6点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『TREND PHOENIX』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.06
・最大ドローダウン:4.38%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:85.58%
・1年間の平均取引数:約37回
・1年間の平均損益額:約300円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:USD/CHF,GBP/USD,EUR/USD,USD/CAD,AUD/USD,EUR/GBP,EUR/CHF,EUR/JPY,GBP/JPY,AUD/NZD,CHF/JPY
・チャートの使用時間軸:4時間足
(↓以下は作者「EA Analysis」さんの説明引用です↓)
時期により波があるかもしれませんが、レンジ対応で長期間実績のある「EARLY PHOENIX」とセットで長期間の利用をしていただければ幸いです。
4時間足で相場のトレンドを捉えてエントリーを行うシステムで、24時間エントリーチャンスがあります。しかし、むやみなエントリーは行わず、1か月あたりのエントリー数は、各通貨ともに1から数回であることがほとんどで、勝率が高くなっています。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『TREND PHOENIX』は悪いEAではないと思うのですが、パフォーマンスと安定感がもう少し欲しいところで、現状ではポートフォリオには組み込めないEAと判断いたしました。
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