作者『HIRO FX YOUTUBER』さんのEA『swallow blizzard』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→84点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『swallow blizzard』は良いEAだと思います。
この『swallow blizzard』は、以下の10個の通貨ペアが推奨されていますので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテスト検証してみました。
GBP/NZD,EUR/AUD,AUD/NZD,AUD/CAD,EUR/NZD,EUR/CAD,GBP/AUD,GBP/CAD,USD/JPY,EUR/CHF
上記10個の平均パフォーマンスになりますが、
プロフィットファクタが3.40と高く、最大ドローダウンも1.30%ということで低く抑えられていて良いです。
資産推移のグラフですが、全体的に長期で右肩上がりで推移していて良いです。
ただ通貨ペアの中には、一時的な低迷期があり利益額もあまり乗らないものもありますので、お好みで選別してもいいでしょう。
さてこの『swallow blizzard』ですが、基本的には良いEAだと思うのですが、全体で見て心配な点が二つと、不審な点が一つあります。
心配な点は、まずやはりチャートの時間軸が1分足を採用していることです。
どうしてもノイズが多いですので、バックテストとリアルトレードの相関性がズレやすい傾向はあります。
(もし例えば、1分足がダミーで、他の上位足で判断する内部ロジックならば話は別です。)
リアルトレードでも、バックテストに近い結果になることを期待しています。
気になるもう一点は、『swallow blizzard』が買いトレードに特化したEAだということです。売りポジションは一切持ちません。
ですので、下げトレンドの継続など、相場環境の変化で大きく長いダメージがなければ良いのですが・・・。
そして不審な点が一つあります。
普通のEAは、パラメータのMax_SpreadがPoint表示ではなく「100.0」とあった場合は、「100.0Pips」という意味になります。
証券会社のスプレッドが100Pips以内ならオーダーを出しますし、それを超える場合はオーダーを出しません。
(バックテスト時のテスター側の設定ならPoint表示ですので、100が10pipsです)
もしこのEAが内部ロジックで10pipsに制御されるのならまだ良いのですが、そうであればわざわざ100.0の表示にするメリットはなく、ユーザーさんが混乱するだけですし、
もしそのまま本当に「100pips」であった場合は、とても危険です。
朝スキャEAですので、その時刻帯はスプレッドが広がりやすいですし、フラッシュクラッシュ気味に動いた場合はスプレッドが巨大になります。
それでも普通に約定してしまうのですから、その巨大なスプレッド分をスキャルピングでの差益で取り返すのはまず不可能です。
作者側の利益のために、もしそれを意図的にやっているのだとしたら信用できませんが、真意はいかに?・・・。
ということで、もしこの『swallow blizzard』を使うとしたら、EAのパラメータのMax_Spreadを10.0に調整してしばらく使ってみて、もし約定数がほとんどない場合は、少しずつ上げていきながら様子を見ていきましょう。
ただその場合、スプレッドで10pips以上取られるのなら、そのトレードはほぼスプレッド負けするでしょう。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)
最大ドローダウン:18点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:18点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:0点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『swallow blizzard』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:3.40
・最大ドローダウン:1.30%(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:90.26%
・1年間の平均取引数:約336回
・1年間の平均損益額:約9700円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:GBP/NZD,EUR/AUD,AUD/NZD,AUD/CAD,EUR/NZD,EUR/CAD,GBP/AUD,GBP/CAD,USD/JPY,EUR/CHF
・チャートの使用時間軸:1分足
(↓以下は作者「HIRO FX YOUTUBER」さんの説明引用です↓)
「swallow blizzard」は、eagle blizzard シリーズとは違うロジックを用いた朝スキャEA。
当EAはGEMFOREX内にあるeagle blizzard シリーズとは違うロジックを用いた朝スキャEAとなっております。
ロジックの概要として、オセアニア時間のボラティリティが低い際に逆張りスキャルをメインに行う朝スキャEAとなりまして、ワンポジのみのEAとなります。
ロジックの詳細はお伝え出来ませんが、eagle blizzardと具体的に違う点はパラメータ設定にてexit timeを用いてますので、指標前に決済されたい場合などは上手く活用出来るか思います。
指値・逆指値に関しましても念のために設定しておりますが、基本的に内部ロジックにてクローズすることが多い仕様になっております。
トレード時のポジション数に関しては1ポジションのみしか取らないロジックとなっておりますので、リスクを限定できます。
また基本的に勝率、PFも非常に高く、過去の相場でも勝てているロジックとなっておりますが、ボラティリティが高まり、大きなトレンドが出てしまう相場には若干弱いという欠点があります。
推奨通貨以外にも当EAを使用することができますので、使用される場合は、ご自身の判断に基づいてご使用ください。また他の通貨、他のEAとポートフォリオを組む場合は必ずマジックナンバーを離した数字で設定して下さい。
※GEMFOREXでは0:00~0:09はGEMFOREXの市場が閉まっている為、エントリー出来ません。
※その為、その際にオーダーを出しても弾かれます。
ですので[Market is closed]というエラーが出ても全く問題ありません。
またフォワードテストはデモ口座で行っている為、リアルとは勿論若干の差異は必ず生じます。
以上宜しくお願い致します。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『swallow blizzard』は良いEAだとは思うのですが、チャートが1分足であること、買いトレードに特化したロジックであること、Max_Spreadの設定が異常で不信感があることが、ちょっと心配です。
他にも優秀な朝スキャ系EAはたくさんありますので、今回は運用はいったん見送りたいと思います。
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