作者『RASHIDO』さんのEA『セーニョ』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→96点／（100点満点中）
EAの検証評価コメント：
『セーニョ』はとても良いＥＡで、バックテスト通りに機能すればとてつもない素晴らしいＥＡになると思います。
プロフィットファクタは9.52ということで、とんでもない高い数字です。
最大ドローダウンも0.43％・26.95ドルで、かなり低く抑えられていて良いです。
資産推移のグラフも、長期・中期・短期で波がなくキレイに右肩上がりで推移しています。
そして、『セーニョ』は1年間の平均取引数が約3500回もあり、高いプロフィットファクタとの効果で、トータルの利益額が非常に大きいのが魅力です。
さて、ここまでを見ると長期のバックテスト結果の数字としては非常に素晴らしいのですが、心配な点が二つあります。
まず一つは、中期で近年の資産推移としては、ちょっと横ばい気味に見えます。
そうなりますと、朝スキャ系に近いＥＡですので、スプレッド負けが心配になります。
ここしばらく、コロナ相場やテーパリングの懸念によって証券会社の警戒感が強くなり、スプレッドが大きいです。
特に、1分足の細かい所をたくさん取りに行くロジックですので、なおさらスプレッド負けは気になります。
ここはゲムフォレックスさん次第ですので、スプレッドを案内値に近い状態で調整してくれることを願うしかありません。
そしてもう一つの心配事は、やはり1分足チャートのノイズの多さになります。
リアルトレードとの相関性がズレやすいですので、これもバックテスト通りに上手く機能してくれることを願います。
EAの個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：20点／（20点満点中）
最大ドローダウン：19点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：20点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：18点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：9点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『セーニョ』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ：
・プロフィットファクタ：9.52
・最大ドローダウン：0.43％：26.95ドル（初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：92.48％
・1年間の平均取引数：約3533回
・1年間の平均損益額：約144900円（ロット0.01の場合）
・対応通貨ペア：AUD/NZD
・チャートの使用時間軸：1分足
（↓以下は作者「RASHIDO」さんの説明引用です↓）
「セーニョ」は、AUDNZD対応の1分足_1ポジ_スキャルEAです。
・取引通貨：AUDNZD
・取引スタイル：スキャルピング
・取引時間軸：1分足
・日本時間の深夜から早朝にかけてエントリーし、昼の12時には強制的に決済します。
・最大ポジション数は1個です。
・放置運用に適した、年末年始にエントリーしない設計にしています。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『セーニョ』はバックテストの結果としては、とてつもなく素晴らしい数字が並んでいるＥＡですが、
1分足のノイズの多さと、細かいところをたくさん取りに行くロジックでスプレッド負けが心配なことから、
しばらくフォワードの結果を見守ってからポートフォリオに加えるかどうかの判断をしたいと思います。
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