作者『eastpoint』さんのEA『eastpoint_asasukya』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→77点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『eastpoint_asasukya』は良いEAだと思いますが、個人的には疑問な点もあります。
この「eastpoint_asasukya」は、対象の通貨ペアが「メジャー通貨ペアなら全て可能」ということでしたので、とりあえず、
スプレッドが小さいUSD/JPY、ボラティリティの出やすいGBP/JPY、安定感のあるAUD/NZD、の3つでバックテストしてみました。
この3つの平均パフォーマンスになりますが、
プロフィットファクタが1.96と高く、最大ドローダウンも1.06%と低く抑えられていて良いです。
資産推移のグラフも、平均的には右肩上がりで良いですが、通貨ペアによっては中期短期で多少の波や停滞期もあります。
そしてこの『eastpoint_asasukya』は、トレード数が少なめなせいか、長期でのトータル利益もやや物足りないように感じます。
基本的には『eastpoint_asasukya』は朝スキャ系EAになると思いますが、ゲムフォレックス内の他の優秀な朝スキャ系EAと比べると、ものすごく優位な部分はないように思えます。
またこのEAの作者さんは、スプレッドが広がる時間帯のトレードであることを認識しているにも関わらず、EAのパラメータに「MaxSpread」を設けていないことに疑問を持ちました。
日によってはものすごくスプレッドは開きますし、フラッシュクラッシュも実際に過去に起こっていますので、パラメータにMaxSpreadが無いのはあまりにも危険です。
もし内部ロジックで危険が回避できるのだとしても、EAのユーザーが調整できない設計では、やはり不安が残ります。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:19点/(20点満点中)
最大ドローダウン:19点/(20点満点中)
1年間の取引数:10点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:17点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:4点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『eastpoint_asasukya』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.96
・最大ドローダウン:1.06%(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:79.99%
・1年間の平均取引数:約99回
・1年間の平均損益額:約2500円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:メジャー通貨ペア全て可能
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「eastpoint」さんの説明引用です↓)
「eastpoint_asasukya」は、ロールオーバータイムのチャンスを全通貨しっかりと監視し、着実に利益を積み上げます!
このEAはロールオーバータイムにエントリーします。
ロールオーバータイムとはスワップポイントを付けるためにブローカーが取引を制限している時間帯で夏時間だと日本時間で6時、冬時間だと7時です。
取引量を制限するために、この時間はスプレッドが大きく広がり、とてもまともに取引が出来ないように思われます。
しかし実際にはスプレッドも変動制になっており、通常時とまでは言いませんが、一時的に元のスプレッドに近い瞬間もあります。ソコを捕らえるロジックとなります。
ロールオーバータイムは大体1時間となり、時間がたつとスプレッドは狭まり元の値に戻ります。うまくロールオーバータイムのスプレッドが狭い時を獲れていれば、元に戻った時に利益が生まれる仕組みです。
メジャー通貨ペアUSD,JPY,GBP,CHF,CAD,AUD,NZDこのあたりの組み合わせはほとんどご利用いただけます。
ぜひポートフォリオを組んでご利用ください。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『eastpoint_asasukya』は良いEAだと思いますが、他の朝スキャ系EAと比べるとそこまで特筆するものでもないのと、
EAのパラメータに「MaxSpread」の調整項目が無いのが不安ですので、運用は見送りたいと思います。
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