Dr Morning M5 BUY ver2

FXのEA2289番『Dr Morning M5 BUY ver2』を検証評価した結果

作者『MRCN』さんのEA『Dr Morning M5 BUY ver2』を検証評価した結果をご紹介します。

EAの総合評価採点→69点/(100点満点中)

EAの検証評価コメント:

『Dr Morning M5 BUY ver2』は良いEAだと思うのですが、通貨ペアによって差がありますのと、パラメータの設定に注意すべき点があります。

この『Dr Morning M5 BUY ver2』は、19個の通貨ペアが推奨されていますので、当サイトでも同じ通貨ペアでバックテストしようと思ったのですが、

最初の数個をテストした時点で、そこまでパフォーマンスと安定性が良くないと感じ、またEAの素性も分かったので、テストを止めようと思いました。

しかし、あまりにもテスト数が少ないとアンフェアになってしまいますので、一般的に朝スキャ系EAで良い成績が出やすい通貨ペアをいくつか追加して、その平均値を出してみました。

USD/JPY、CHF/JPY、EUR/JPY、AUD/CAD、AUD/JPY、AUD/NZD、USD/CAD、EUR/AUD

上記の8個の平均パフォーマンスになりますが、

プロフィットファクタが1.51と高めです。

最大ドローダウンは3.27%・98ドルということで、使える範囲ではありますがやや高めです。

資産推移のグラフですが、平均的には長期のパッと見では右肩上がりで良いです。

ただし、数字のパフォーマンスと同様で通貨ペアによってかなり差がある印象です。

通貨ペアによっては波が大きすぎて、またトータルの損益もマイナスで、使いにくい通貨ペアもあります。

そして、一般的に朝スキャ系EAで成績が良い通貨ペアなら、このEAでもなかなか良いパフォーマンスと安定性があるのですが、

すでにゲムフォレックス内には、他にもっと優秀なEAがありますので、この『Dr Morning M5 BUY ver2』をどうしても使いたいと思えるレベルまでにはいってないです。

また、どうしても使いたいと思えない理由は他にもいくつかありまして、

『Dr Morning M5 BUY ver2』は買いトレードに特化したEAで、売りトレードは一切ありません。

あまりバランスが悪いと、相場環境や証券会社の調整次第でリスクが偏る懸念があります。

また、この作者さんのEAには不審な点があります。

それはパラメータの「MaxSpread」の値が「100」になっていることです。

最初はpoint表示で100(pips表示で10)という意味だと思ったのですが、マニュアルを見るとUSDJPYの推奨値が「4」になっていますので、100はpips表示のようです。

なぜこんな値にしたのでしょうか・・・

朝スキャに関わらず、スプレッドだけで100pipsもマイナスになったら、間違いなく損益は大きなマイナスになってしまいます。

平時ならそれでもなんとかなるでしょうが、朝スキャの時刻帯でスプレッドが広がっている上に、更に材料やフラッシュクラッシュが起こった場合は完全にアウトです。

朝スキャならば、スプレッド値が10pips以上になってくると、なかなか利益は出しづらいと思います。

なぜデフォルトで100pipsにしなければいけないのでしょうか。

トレード数を多くさせて、ご自分のプロバイダー報酬を増やしたいのかどうかは分かりませんが、こういった作者さんのEAは信頼して使い続けるのは正直言って難しいです。

 

EAの個別項目評価採点:

プロフィットファクタ:10点/(20点満点中)

最大ドローダウン:16点/(20点満点中)

1年間の取引数:20点/(20点満点中)

資産グラフがキレイな右肩上がり:15点/(20点満点中)

売りと買いのトレード数のバランス:1点/(10点満点中)

トレード手法の安全性:7点/(10点満点中)

それでは実際に、EA『Dr Morning M5 BUY ver2』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。

下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。

 

EAのバックテストデータ:

 

FXのEA2289番Dr Morning M5 BUY ver2のストラテジーテスターレポート

 

・プロフィットファクタ:1.51

・最大ドローダウン:3.27%:98ドル(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)

・勝率:69.83%

・1年間の平均取引数:約269回

・1年間の平均損益額:約1800円(ロット0.01の場合)

・対応通貨ペア:USD/JPY、CHF/JPY、EUR/JPY、AUD/CAD、AUD/JPY、AUD/NZD、AUD/USD、CAD/JPY、EUR/AUD、EUR/CAD、EUR/USD、GBP/CHF、GBP/JPY、NZD/USD、USD/CAD、NZD/JPY、GBP/AUD、GBP/NZD、EUR/NZD

・チャートの使用時間軸:5分足

 

(↓以下は作者「MRCN」さんの説明引用です↓)

「Dr Morning M5 BUY ver2」は、「Dr Morning M5 BUY ver」機能追加版の早朝スキャルピング限定EAです。

「Dr Morning M5 BUY ver」に機能追加(*1)を行った早朝(MT4時間の0:00時台)スキャルピング専用EAになります。
M5 買いトレードに限定したスキャルピングです。(*1)
通貨毎に早朝スキャルピングに特化したロジックの調整を行い、安定した取引を行います。(*2)
1トレード1ポジションの安全設計EAとなっており、リスクを限定できます。

(*1) 冬時間になったせいかポジション保有時間が長くなっており、デイトレードになることが多々ありましたので、 「Dr Morning M5 BUY ver」に以下の機能追加を行いました。

機能1)ポジション強制クローズ時間の指定
*指定した時間でポジションをクローズします。

機能2)損切りロジックを有効にするかどうかの設定
*機能を有効にした場合
買値>売値 条件を満たしている場合、損切りロジックを常時稼働します。
*機能を無効にした場合「Dr Morning M5 BUY ver」と同等の動作をします。
※ 機能2を無効にした場合は、デイトレードになることがあります。
これは利益に重点を置いた設定になるためです。ご了承ください。

(*2) 「Dr Morning M5 BUY ver」から冬時間のトレード結果を考慮し、通貨毎にロジックの調整を行いました。

※ナンピン、マーチンゲールのロジックは使用しておりません。
※推奨通貨ペア以外でご利用の場合は、ご自身にてバックテストを行ってください。
※経済指標発表時や中銀政策金利発表時はなるべく運用を停止することを推奨します。
※フォワードテスト運用では基本的に全ての推奨通貨で運用しますが、相場の状況によって予告なく運用設定を変更・停止することがありますので予めご了承ください。

Twitterにて収支報告や製作中EAのフォワードテスト結果をアップしております。

 

(↑以上が作者さんの説明です↑)

 

ということで、『Dr Morning M5 BUY ver2』は良いEAだとは思うのですが、

他の優秀な朝スキャ系EAと比べるとそこまで特筆するものでもないのと、デフォルトの設定値など不審な点があり、信頼関係で疑問が残るのが残念な点でした。

Dr Morning M5 BUY ver2

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