作者『KUROGO』さんのEA『ASAHI USDJPY M5 for GemForex』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→75点/(100点満点中)
EAの検証評価コメント:
『ASAHI USDJPY M5 for GemForex』は良いEAだと思いますが、パラメータの設計は個人的には好みません。
プロフィットファクタは1.39ということで合格ラインを普通に超えました。
最大ドローダウンも1.26%:39.18ドルということで、まずまず低めに抑えられていると思います。
資産推移のグラフとしても、短期中期ではやや波がある時もありますが、総じて右肩上がりで良いと思います。
トータルの利益額はそこまで大きくありませんので、利益をしっかり狙いにいくためにはロットをある程度上げないといけないでしょう。
ただ、ドローダウンも波もすごく小さいわけでもありませんので、小資金の方は無理しないほうが良いです。
そしてこの『ASAHI USDJPY M5 for GemForex』で個人的に好ましくないのは、パラメータにMaxSpreadの設定項目が無いことです。
日本時間の早朝にエントリーするロジックなわけですから、スプレッドの拡大があります。
もし仮にEA内部でMaxSpreadがコントロールされていたとしても、その値がどんな値で、どのようなロジックで制御されるのか分からないと、怖くて使いにくいです。
特にドル円はフラッシュクラッシュを仕掛けられやすい通貨ペアでもありますし、実際に過去に何度も起こっています。
パラメータにMaxSpreadの設定項目が無い時点で、個人的には使いたくないEAとなります。
EAの個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:8点/(20点満点中)
最大ドローダウン:18点/(20点満点中)
1年間の取引数:14点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:17点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:10点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『ASAHI USDJPY M5 for GemForex』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ:
・プロフィットファクタ:1.39
・最大ドローダウン:1.26%:39.18ドル(初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・勝率:74.03%
・1年間の平均取引数:約140回
・1年間の平均損益額:約2400円(ロット0.01の場合)
・対応通貨ペア:USD/JPY
・チャートの使用時間軸:5分足
(↓以下は作者「KUROGO」さんの説明です↓)
『ASAHI USDJPY M5』はUSDJPY 5分足で取引が少ない日本時間早朝にエントリーするデイトレEAです。
ナンピンEAを使用して何度も破綻した経験から、1ポジションかつその日の内でトレードが完結するEA制作を目指しました。
また、最大ドローダウンも$1,000以下に抑えてしっかりと利益を狙いに行く設計にしています。
初期ロットは0.33のため、Lotを0.01にした場合、最大ドローダウンは$30.13となるため、$50相当(1ドル150円の場合、7,500円)の小資金からでも運用が可能です。
※ただし、資金には余裕を持たせることを推奨します。
■特徴
・TP、SLの設定は行っていますが、損益に関わらず、日本時間の15時(サーバー時間09:00。サマータイム時 08:00)に自動クローズします。そのため、毎日持ち越しすることはありません。
・2008年のリーマンショックを含む、2003.05.05 – 2021.12.30 と長期でバックテストを行っており、初期Lot 0.33に対して最大ドローダウンが$994.58というパフォーマンスとなっています。
・ナンピン、マーチンゲールはなしで、1ポジションのみ保有します。
バックテスト期間:2003.05.05 08:20 – 2021.12.30 23:55
純益:$19954.45
PF:1.52
最大ドローダウン:994.58
勝率:74.86%
PR:0.51
RF:20.06
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『ASAHI USDJPY M5 for GemForex』は良いEAだとは思いますが、
そこまで利益額が大きくない割に、パラメータにMaxSpreadの設定項目が無いというリスクがあるので、個人的には好まないEAとなります。
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