作者『TryStar』さんのEA『gee_Avant_Scal_USDJPY_M5』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→52点／（100点満点中）
EAの検証評価コメント：
『gee_Avant_Scal_USDJPY_M5』は悪いEAではないと思うのですが、長期テストの中のどのスパンを見るかによって評価が分かれると思います。
長期テストの平均値だけ見ると、あまり良くないです。
プロフィットファクタは0.97ということで、トータル利益もマイナスになります。
最大ドローダウンも43.34％：1303ドルということで、小資金の方にとってはかなり厳しいイメージです。
ですが、資産推移のグラフを見ても分かる通り、この『gee_Avant_Scal_USDJPY_M5』は近年の相場に合わせて設計されたと思われ、直近では数年間右肩上がりになっています。
ですが、長期の内の前半はずっと右肩下がりです。
この特性をどう評価するかでしょう。
今の相場環境が続くと見るか、いずれまた長い不調期が来ると見るか。
また、このEAはもともと勝率の高さや資産グラフの形状でもわかる通り、コツコツドカン型の特性もあります。
その特性へのメンタル耐性や資金量も含めて、余裕があるのであれば、この地合いが続けば稼げるEAになる可能性は秘めています。
EAの個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：3点／（20点満点中）
最大ドローダウン：2点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：12点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：5点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『gee_Avant_Scal_USDJPY_M5』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ：
・プロフィットファクタ：0.97
・最大ドローダウン：43.34％：1303ドル（初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：84.86％
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数：約528回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額：約-1733円（ロット0.01の場合）
・対応通貨ペア：USD/JPY
・チャートの使用時間軸：5分足
（↓以下は作者「TryStar」さんの説明です↓）
「gee_Avant_Scal_USDJPY_M5」は、着実に利益が積み上がりますので、長く運用して下さい。
取引通貨：USD/JPY
取引スタイル：スキャルピング
取引時間足：M5
・USD/JPYのM5のスキャルピングです。
・高勝率、低ドローダウンのスキャルピングEAです。
・エントリー条件に合えば、終日エントリーします。
・目標利益、または、内部ロジックによるトレーリングストップにて決済します。
・デフォルトの設定では、市場が休日である土曜・日曜に保有ポジションを持ち越さないように、週末（日本時間の土曜日の深夜）に全保有ポジションを決済します。設定を変更すれば、週またぎのトレードも可能です。
※ナンピン、マーチンゲールのロジックは使用しておりません。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『gee_Avant_Scal_USDJPY_M5』は近年の地合い似合った良いEAだと思うのですが、
長期で評価するなら少しリスクが高いのと、コツコツドカン型の特性も強いので小資金の方には厳しいEAになると思います。
よって今回はポートフォリオへの採用はいったん見送りになると思います。
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